大根

葉から根までまるごと味わえる!

冬場は寒さで甘さが増し、おでんや鍋など冬の定番料理にかかせない野菜です。もっとも一般的なのは、上部がうっすら緑色になっている青首大根です。部位によって風味が変わり、上部に近い部分ほど甘みが強く、下部に近い部分ほど辛みが強くなります。
根の部分には消化を助ける酵素が多く含まれ、葉の部分にはカロテンやビタミンCが豊富です。


おいしい見分け方

全体的に表面に張りと艶があり、ずっしりと重みが感じられ、ひげ根のあとがまっすぐ並んでいるものを選びましょう。
葉付きの場合は葉の色が鮮やかな緑でみずみずしく、放射状に広がっているものが新鮮です。

鮮度を保つ保存方法

葉や茎がついているとそこから水分が蒸発してしまうので、買ってきたらすぐに切り落とします。
葉は鮮度が落ちやすいので、早めに調理しましょう。茹でて冷凍保存するのがおすすめです。
根の部分は一本まるごとなら新聞紙に包み冷暗所で保存、カットしたものはラップで包み冷蔵庫で保存します。

お料理ひとくちメモ

大根は煮物やサラダなどどんな料理にも使える便利な食材で、冬の大根は煮込み料理にかかせません。
煮物として使う場合は下茹でをしておくといいですよ。米のとぎ汁か大さじ1程度の米と一緒に鍋に入れて水から茹で、水にさらしてぬめりをとってから調理すると、灰汁と苦みが取れてうまみが増し、味が染み込みやすくなります。
食べる部位によって味が変わるのも大根の魅力です。上部が水分が多く甘みがあり、下部にいくにつれて水分が少なく辛みが増します。上部はサラダなど生食に、中央部はおでんや煮物に、下部は味染みがよいため漬物に向いています。
また、見逃せないのが葉の部分!根よりも栄養価が高いので、葉付きの大根を手に入れたら捨てずに食べましょう。
炒めてごまやちりめんじゃこを混ぜてふりかけにしたり、塩茹でして細かく刻んで菜飯にするとおいしく食べられますよ。
皮もきんぴらやぬか漬けにして食べることもでき、一本まるごとおいしく食べられるのも嬉しいですね。
切った大根を半日冷凍庫に入れてから煮物にすると、味の染み込みが早くなる裏技あるのでぜひお試しください。

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