冬瓜(とうがん)

生で食べればシャキシャキ食感、煮込んで冷やせばおいしい夏の煮物に!

冬瓜は実の95%以上が水分でビタミンC、カリウム、カルシウムの栄養素を含み利尿作用があるので、むくみに良いとされています。夏バテに効くともいわれており、夏の暑さで疲れた身体にやさしい野菜です。
味はとても淡白でさまざまな料理に使えます。


おいしい見分け方

持ったときにずっしりと重いものを選びましょう。
皮が鮮やかな緑色でハリとつやがあり、白い粉がふいているものは完熟している証拠です。
カットしたものは、種がしっかりつまっていて、果肉が白くしまっているものが良いです。

鮮度を保つ保存方法

新聞紙に包み、風通しの良い冷暗所で保存すると数カ月は保存できます。
カットしたものは、ラップをして冷蔵庫で保存しましょう。皮をむいてわたを取り除き、調理しやすい大きさに切っておくと冷凍保存もできます。

お料理ひとくちメモ

味にくせのない冬瓜は、煮物やあんかけ、酢の物など他の味を含ませる料理が好まれます。
暑い夏にさっぱりいただけるかぼすの香りを効かせた冬瓜の酢の物はおすすめです。薄くいちょう切りにした冬瓜に塩をふり、30分おいて水気を切ります。かぼすをしぼり、砂糖、しょうゆ、しらすを合わせたらできあがり。
かぼすをレモンやゆずに変えても良いですよ。
柑橘系の食材を使って冬瓜を生で食べることにより、ビタミンCを効率よく摂取することができます。
煮物や汁物に使う場合は、たっぷりの湯で4~5分下茹でし、ザルにあげて冷ましておくと透明感が増して味も染み込みやすくなります。また、青臭さもなくなるので、旨みのあるえびや貝柱、骨付き鶏肉などと煮ると味が染み込んでとてもおいしくなります。
その他に豆腐の代わりに冬瓜を使った麻婆冬瓜やカレー、オイスターソース炒め、揚げ浸しなどもおすすめです。
変わりどころで、水、砂糖、白ワイン、レモン汁で煮て、できあがったシロップにゼラチンを加えてコンポートゼリーにしたり、生クリームを泡立ててムースにしたり夏のおやつにもアレンジできます。

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