たけのこ

食感と甘さがたまらない♪春の醍醐味

竹の地下茎から出てくる若い芽をたけのこと呼びます。分厚い皮に包まれたその中の果肉を食べます。
水煮も多く出回り、今は年中食べられますが、旬のたけのこの香りと風味は春を味わうにはもってこいの食材です。


おいしい見分け方

先がとがってずっしりと重いものを選びましょう。皮が淡い黄色で穂先が開いていないものが良いです。
穂先が緑色のものは、日に長く当たった証拠で筋がかたくえぐみが強くなります。
根元のイボが少なく、赤い斑点のないものが良いでしょう。
大きすぎるものは一見立派に見えますが、育ちすぎて風味が劣るので注意しましょう。

鮮度を保つ保存方法

えぐみが出るため、購入後すぐに茹でましょう。
茹でたものは水に浸し、毎日水を替えながら1週間は保存できます。水を替え忘れるとすぐに傷んでしまうため注意が必要です。
冷凍保存も可能ですが、食感と風味は半減します。

お料理ひとくちメモ

皮付きの生のたけのこは、まず下ゆでが必要です。たけのこはアクの強い食材で、アク抜きをしてからいろいろな料理に使います。
ゆで立てのたけのこは、まずはそのままソテーして塩で食べるのがおすすめ。優しい甘みと、ほどよい歯ごたえで箸が止まりませんよ。好みのチーズを振りかけてハーブを添えれば、ビストロの前菜のような仕上がりになります。
たけのこ料理の代表格は、たけのこごはんや若竹煮など和食が多いですが、パスタもおすすめ。
たけのこを香ばしく焼いて、シンプルなたけのこ入りペペロンチーノはいかがでしょう? にんにくや唐辛子の香りにも負けない存在感で、春らしさたっぷりの仕上がりになります。
また、甘い香りを閉じ込めたフライもおすすめ。パン粉で覆われたたけのこは、揚げると甘みがぎゅっと閉じ込められ、食べた時のジューシーな口当たりは、それだけで笑みがこぼれます。
たけのこは、煮物、揚げ物、炒め物など何でも使用できる万能食材!せっかくの旬の味わいを逃さないようなシンプルな調理法がおすすめです。

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