春菊

鍋料理の常連野菜は食べる風邪薬

春菊は独特の香りや苦みがおいしく、栄養価も高い冬の緑黄色野菜です。香りの成分には免疫力を高めたり、胃腸を整える作用があり、カロテンやビタミン類なども豊富なことから食べる風邪薬とも言われています。
すき焼きでは牛肉の臭みを消すのに、最適な食材とされています。


おいしい見分け方

香りが強く、色濃くみずみずしいものを選びましょう。
茎は太すぎずやわらかいもの、茎の下の方にも葉がついていて、切り口がきれいなものを選びましょう。

鮮度を保つ保存方法

湿らせた新聞紙に包んでポリ袋に入れて冷蔵庫で保存し、2~3日以内に使い切りましょう。

お料理ひとくちメモ

鍋の名脇役としてかかせない春菊ですが、旬の時期は葉がやわらかくアクも少ないので、サラダにして色や香りを楽しみましょう。生で食べると加熱調理をした時より、栄養価も高いです。ドレッシングや酢みそで食べるのもおいしいですが、苦みが気になる場合のおすすめの食べ方をご紹介しますね。
春菊にツナとトマト、オニオンスライスなど好みの野菜、砕いたナッツを混ぜ合わせ、ポン酢を少々かけておきます。
そこへ熱々に温めたごま油を上から回しかけます。ごま油が香りを引き立て食べやすくしてくれますよ。
また、チャーハンやパスタ、かき揚げ、春巻きの具に使うと、いつもと違った味が楽しめ、レパートリーが広がります。
鍋料理に使う場合はあまり煮過ぎず、具材の上にポンっと置き、蒸気で火を通すくらいにしましょう。
お浸しなど茹でて使う場合はたっぷりの沸騰したお湯に塩少々を入れ、まず茎の部分を茹でます。1分ほどしたら葉を入れて30秒ほど茹でて冷水にとり、軽くしぼります。冷水にさらすことで鮮やかな色をキープでき、甘みも増します。
電子レンジを使う場合は春菊を2~3株ずつ、向きを互い違いにしてラップで包み、100gあたり約1分20秒(500W)を目安に加熱すると良いですよ。

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