そら豆

鮮度が命!豆の生命力をまるごといただきます

さやが上向きに育っていくことから「空豆」と名付けられたと言われます。さやから豆を出して空気にふれると、一気に鮮度が落ちるので、なるべくさやに入ったものを購入し、ゆでる直前にさやから出して調理しましょう。
たんぱく質、ビタミンB群、ビタミンC、カリウム、鉄分などが豊富で、疲労回復や貧血予防に力を発揮します。


おいしい見分け方

さやの緑色が濃くツヤと弾力があり、筋が茶色く変色していないものを選びましょう。
さやの外側から見て豆の大きさが揃っているものがいいでしょう。さや全体に産毛があるものは新鮮です。
むき豆の場合は緑色が濃く、形が揃っていて押さえても動かないものがいいでしょう。

鮮度を保つ保存方法

鮮度が命のため、購入後はすぐにゆでることをおすすめします。さや付きの場合はゆでる直前までむかずにおくことで新鮮さを保てます。ビニール袋に入れて野菜室で保存すれば3日ほどもちます。
かためにゆでておけば、冷凍で1ヶ月ほど保存できます。

お料理ひとくちメモ

スーパーなど店頭に出回る期間が短く、旬を感じさせてくれるそら豆は、ほのかに甘くやわらかな口当たりです。
さやごとグリルで焼いたり、塩ゆでしてお酒のつまみに、炊き込みご飯、炒め物、煮物など幅広く使えます。
ビタミンB1も豊富で糖質の分解を助ける作用があるため、お酒のつまみには最適ですよ。
王道の塩ゆでのコツは、黒い筋(おはぐろ)がない側に包丁で浅く切れ目を入れます。塩を加えた熱湯で2分ほどゆでたらザルに上げ、水にさらさず余熱で仕上げます。皮に切れ目をいれておくと、中まで塩味がよく馴染んでしわもよらず、薄皮から取り出しやすくなります。また、鮮度の良いものは薄皮ごと食べられます。
塩ゆでよりもっと手軽に堪能したいときは、さやごとグリルやトースターなどに入れて、皮に焦げ目がつくまで焼きます。
さやの中でふっくらと蒸し焼き状態になるので、そら豆の風味をより一層強く感じることができます。
ゆでたり、焼いたりしたそら豆はそのまま食べても十分おいしいですが、サラダやパスタ、和え物などに使うと彩りも良くなり目でも楽しめます。

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