サワラ

春を告げる祝い魚

全長が1mにもなる大型魚で、細長くスマートな体型です。成長とともに名前が変わる出世魚で、小ぶりなものはさごし、サゴチと呼ばれます。また、地域によって旬とその調理法が異なるのも特徴です。
クセがなく骨も少ないので、お子さまにも食べやすく、学校給食にも登場回数が多い魚のひとつです。


おいしい見分け方

目が澄んでいて体色が銀白色、皮の斑点模様がはっきりしているものを選びましょう。
切り身は身が割れておらず張りや透明度があり、血合いの部分がなるべく鮮やかなものを選びましょう。

鮮度を保つ保存方法

冷蔵保存する場合は、水分を拭き取り、キッチンペーパーで包んで保存します。
同じ状態で冷凍保存も可能です。解凍は冷蔵庫でじっくり行うと、身の水分が出てしまうのを防げます。

お料理ひとくちメモ

サワラは産卵後の夏場を除いて一年中おいしくいただけます。身がやわらかく、クセのない味わいは調理法を選ばずさまざまな食べ方ができ、焼き物、煮物は定番ですが本来の風味が味わえます。
身割れを防ぐためにまず塩を軽く振ってしばらくおき、表面に出てくる余分な水分をキッチンペーパーなどで拭き取ってから調理しましょう。
春のサワラは、さっぱりとした味わいのため、洋風のアレンジがおすすめです。
サワラに薄力粉をまぶしてバターでソテーし、ムニエルに。仕上げにレモンをしぼれば、簡単にサワラのレモンバター焼きの完成。
白ワインと一緒にお楽しみください。
また、しょうがとにんにくで下味を付けて片栗粉で揚げると、ふっくらした身を味わえ、ご飯のおかずにぴったり。
お魚が苦手なお子さんにも食べやすくなります。
寒ザワラは、脂ののりが良くコクがあるので、塩焼きがおすすめです。

旬の食材のおすすめレシピ