うど

さわやかな春の香り

太陽を当てず暗いところで栽培し全体が白い軟白うどと、土を盛って太陽を当てて緑化させる山うどに分けられます。
鼻にぬけるさわやかな香りとシャキシャキした歯ざわりが持ち味で、穂先から茎、皮までほとんど捨てずに食べられるのが特徴です。各部位ごとの良さを生かす切り方や調理法があります。


おいしい見分け方

茎の部分が太いものは水分をたっぷり含み、香りも良いとされています。また、茎の部分が白いと新鮮です。
鮮度が落ちると茶色を帯びていきます。
山うどは先端の緑の葉が生き生きとしているものを選びましょう。

鮮度を保つ保存方法

切ると水分が蒸発してしまうため、購入した状態のまま新聞紙に包み、野菜室で保存しましょう。
鮮度が落ちると香りが弱くなるため、早めに食べきりましょう。

お料理ひとくちメモ

うどは根っこの部分を除くとすべて食べられる野菜です。皮の部分も一見かたく、産毛があって食べにくいように見えますが、切り方や下処理でおいしく食べられます。
調理をする際は、まず5cmほどの長さにぶつ切りにします。皮を厚めにむいて中の部分と分け、それぞれ調理していきます。
皮のおいしい食べ方は、シンプルにきんぴらで味わってみてください。せん切りにし、アクを抜くために酢水にさらします。
水気をきって、しょうゆ、みりんで味付けをしますが、うどの香りを生かすために薄味で仕上げましょう。
中の部分は、水分をたっぷり含み、とてもさわやかな香りなので生で食べるのがおすすめです。
薄く切って酢水にさらし、お好みのレタス、ドレッシングでいただきます。そのさわやかな香りは果物、特に柑橘や酸味のあるキウイフルーツなどと相性が良いので、サラダに加えてみてください。見た目も華やぐ春のサラダになりますよ。
穂先の部分は、天ぷらにして香りや苦みを楽しみましょう。

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