枝豆

野菜と豆のWパワー

枝豆は大豆を未成熟な緑色のうちに収穫したものです。枝豆は野菜類、大豆は豆類に分類されるので、野菜と大豆の両方の栄養を兼ね備えた優秀な野菜で、たんぱく質、ビタミンB1、カリウム、食物繊維、鉄分などを豊富に含んでいます。
たんぱく質はアルコールの分解を助けるので、ビールの友としての枝豆は非常に理にかなっています。


おいしい見分け方

できれば日持ちが良く、味が落ちにくい枝付きをおすすめします。
さやが鮮やかな緑色で、うぶ毛が濃いものが新鮮です。
さやがピンと張り、粒の大きさが揃っているものを選びましょう。

鮮度を保つ保存方法

収穫後からどんどん風味が落ちてしまうため、新鮮なうちに茹でることが大切です。
すぐに食べない場合は、塩揉みをして5分ほどしたら洗い流し、水気を拭いて冷凍します。このひと手間で、アクや汚れが落とせます。
長く保存する場合は、さやの両端を切り落とし、かために茹でたら流水にとらず、うちわなどで扇いで手早く冷ましてから冷凍します。

お料理ひとくちメモ

冷たいものを食べる機会が多い夏は、胃腸にとっても過酷な季節になりがちです。
さっと茹でるだけで食べられる手軽さや、食べ始めるとついつい止まらなくなるおいしさの枝豆には、栄養素も豊富に含まれています。
枝豆に豊富に含まれるビタミンB1やビタミンCは、疲労回復や夏バテ防止に効果があります。
さやごと茹でる枝豆は栄養成分の損失が少なく、包丁要らずなので、野菜が不足しがちなときや料理に彩りを足したいときにちょい足しできる万能野菜です。
おにぎり、パスタ、炒め物、酢の物、卵焼きなど、どんな料理にも合わせやすいです。
例えば「ひじきの炒め煮」は、油揚げの代わりに枝豆を使うことで手軽さがアップします。ごま油でひじきとにんじんをさっと炒め、だしと調味料を加えて煮汁がほとんどなくなったら、茹でた枝豆を加えてさっと混ぜます。その際、スイートコーンを入れると甘みが加わり、お子さまも食べやすくなる上に彩りも良くなりますよ。
枝豆を食べて元気に夏を乗り切りましょう。

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