ししゃも

ししゃもは、世界中で北海道の南側の太平洋でしか獲れない魚です。回遊魚であるししゃもは、秋になると川を遡上するので、この時期のメスのししゃもは卵を持っているため、子持ちししゃもとして珍重されます。卵の味わいが好きなら「子持ちししゃも」を、身の旨味を楽しみたいなら長細いオスのししゃもをオススメします。タンパク質やカルシウムを多く含み、効率の良いエネルギー源にもなるので、お酒の肴としてはもちろん、育ち盛りのお子さんの献立にもピッタリの食材です。


おいしい見分け方

子持ちししゃもの場合は、おなかがぷっくりとふくらんでピンク色した物を選ぶ。オスのししゃもの場合は、長細く若干黒みを帯びている物を選ぶ。

お料理ひとくちメモ

ししゃものカリッと唐揚げ

  1. ししゃもに片栗粉をうすくまぶし、弱火でじっくり5分程度揚げ、最後に一瞬強火にしてカリッと揚げます。
  2. お皿に盛ったら、レモンかお酢をたらりとかけて召し上がってください。

日干しする時に塩味がついているので、味付けする必要がなく、この時期独特のししゃもの脂をレモンの酸味がさっぱりと流してくれますよ。
オリーブオイルとビネガーをかければ簡単イタリアンに、サワークリームでいただけば簡単フレンチの一品です。
子持ちししゃもの場合は、加熱しすぎるとおなかが破裂するので、注意が必要です。