カレイ

平たい体で、両目が右側にあることで知られるカレイは、その上品な白身が日本料理で好まれています。お刺身、煮付け、焼き物、揚げ物とオールマイティーにメニューに登場します。ビタミンB1やB2を多く含み、タンパク質の代謝が早いので、胃への負担が少ないのが特徴です。皮の部分にはコラーゲンがたっぷり含まれていますので、残さずいただきたいものですね。ちなみにカレイの目は、成長途中は左右に分かれているそうですが、成魚になると右側に寄るのだそうです。そして魚を配膳する場合は腹側を手前に目を左側にしますが、カレイの場合だけは目を右側にして原側を手前になるように配膳する珍しい魚なのだそうです。ご家庭でもちょっと気にして配膳してみてはいかがですか?


おいしい見分け方

身の締まりが良く、つやがあり、裏側がなるべく白い物を選ぶ。

お料理ひとくちメモ

縁側と骨せんべい

「夏座敷とカレイは縁側がいい」という言葉があるほど、縁側部分は身に比べて味が濃く、こりこりした食感が特徴ですね。
縁側部分だけ切り、塩をふってオーブントースターでじっくり焼き、軟骨ごと食べられるお酒のおつまみにいかがですか?
カレイの骨は、加熱しておせんべいのようにいただけば、栄養満点でおつまみとしてもおやつとしてもぴったりな一品です。
身はお刺身や焼き物にしていただき、後に残った骨は捨てずにキープ!翌日のおつまみにしちゃいましょう。

  1. サラダ油をバットに敷いて骨を浸し、数時間おきます。
  2. 油を吸った骨は塩をふって、アルミホイルに包み15分オーブントースターへ。
  3. 一旦冷まして、今度はアルミホイルをはずしてオーブントースターで10分。
  4. ぱりぱりに仕上がったら、おせんべいのように食べられますよ。