はまち

成長漁であるブリの若魚で、4kg前後の大きさの物を「はまち」と呼びます。EPAやDHAなどの不飽和脂肪酸が豊富で、数ある魚の中でも、その含有量は抜きんでていると言われています。共に中性脂肪や血中コレステロールを下げる効果があるとされており、血栓症や高血圧予防にもなるようですね。お刺身はもちろん、塩焼きや照焼にしても美味しいコクのある味です。ただし、酸化しやすいのが弱点なので、揚げ物にはあまり向いていないようです。


おいしい見分け方

切り身なら、切り口が鮮やかで、血合いが濃紅色の物を選ぶ。鮮魚なら、目が透き通り、えらが鮮紅色を選ぶ。

鮮度を保つ保存方法

なるべく購入した日に食べるのがベター。数日以上保存する場合は、塩をふるか味噌漬けにして、ペーパーにくるみラップして冷蔵庫に。

お料理ひとくちメモ

はまちの中華風お刺身

はまちのように脂がのっている魚のお刺身には中華風がよく合います。

  1. はまちは一口大にカット、その上にせん切りにしたみょうが・しそ・三つ葉などの香味野菜をのせ、醤油2・みりん1をかけまわす。
  2. ニンニクのスライスを弱火でごま油で加熱し、火が通ったらお刺身の上に。
  3. さらにフライパンで煙が出るまで熱したごま油を、最後に上からかければ出来上がりです。
    香りの豊かな中華風お刺身は、残暑きびしい夏の食卓をにぎやかにしてくれますよ。