こしひかりは、新潟県を含む北陸地方の国々を指す「越の国」に対し、「越の国に光輝く」という願いを込めて名づけられました。
こしひかりの最大の魅力はほどよい粘り気と噛めば噛むほど広がる美味しさで、香りやツヤ、炊き上がりの美しさなどその他の要素においても優れています。
その美味しさゆえに優れた特性を生かした新品種も次々に開発されています。
- 噛むほどに広がる強い旨味
- 適度に弾力と粘り気のある食感
- お米の風味に負けない濃い味つけの洋食
(ハンバーグ、ビーフシチューなど)
ひとめぼれの魅力は光沢のあるツヤと優しい味わい。
宮城県生まれの品種は一目惚れしてしまうほどの美しさと美味しさから、その名がつきました。
現在は東北地方を中心に栽培されています。
やわらかな食感が生みだす口当たりの良さは幅広い料理との相性がよく、味のバランスに秀でた優等生タイプのお米といえます。
- 美しい光沢のあるツヤ
- 幅広い料理に合う万能性
- 優しい口当たりと調和するやわらかい食感の料理(焼き魚、揚げ出し豆腐など)
北海道内で生産量1位・消費量1位と急速に普及している北海道の推奨品種で、北斗七星のように輝いてほしいという願いがその名に込められています。
食味はあっさりとした味わいで、粘り・甘味のバランスが抜群。
粘りが控えめなふっくらとした炊き上がりの美しさも魅力です。
冷めても美味しさが長持ちすることから、弁当・寿司用としても人気を集めます。
- 粘りや甘味といった食味構成要素のバランスのよさ
- 冷めてもお米本来の風味をキープ
- 冷えてもお米の食感・食味が求められる料理(寿司やおにぎりなど)
これまで品種改良を重ねてきた北海道米の技術の粋ともいえる品種です。
おいしさを守るため、独自の品質基準を達成できたものだけを厳選して製品にするという徹底された生産管理も大きな魅力です。
もう一つの魅力として、でんぷん分子「アミロース」含有率の低さがあります。
アミロースが少ないほど強い粘りが生まれることから、「ゆめぴりか」は強い粘りを持ち、豊かな甘みで濃い味わいとなります。また、炊きあがりはつややかで美しく輝き食欲をそそります。
- 低アミロース米特有の粘りの強さ
- 炊き上がりの美しさ
- 白いごはんそのものを味わうのがおすすめ
こしひかりをもとに秋田県で開発された品種で、こしひかり譲りの食味のよさが魅力です。
しっかりとした旨味がありつつあっさりと食べられる点から、女性やご年配の方からも支持を集めています。
また、他品種と比べて水分含有量が多いため、炊き立てはもちろん、冷めてもモチモチとした粘りのある食感を楽しめます。
- 芯のしっかりとしたあっさりとした旨味
- 冷めても粘り気のある食感維持
- すっきりとしたお米の味わいがアクセントとなる中華料理(エビチリ、チンジャオロースなど)
2010年に誕生した山形県生まれの品種は、その名の通り白くツヤのある外観がポイント。
米一粒一粒が大きく炊き上がりの見栄えのよさから、美しい米として定評があります。
また、食味においてもバランスのよさが高く評価されており、「財団法人日本穀物検定協会」「農業総合研究センター」などの食味評価では「特A」を受賞し、「甘味」「旨味」「ツヤ」などの項目で評価を得ています。
- 粒が大きくツヤのある美しさ
- 高い水準を誇る甘味と旨味
- お米の風味を楽しめるあっさりとしたおかず(納豆、漬物など)