お米につく虫は、「18℃以上・多湿」という条件下で発生します。
そのためお米の保存場所としては、比較的涼しく(10~15℃)、風通しのよい暗い所を選びましょう。
必ず直射日光は避けて下さい。
また、お米は貯蔵する温度を10℃下げることにより酸化スピードは半減するため、冷蔵庫の野菜室で保管すると常温保管時よりも2倍ちかく美味しさを持続させることが可能です。
お米は空気に触れることで乾燥し酸化が進んでしまうため、密閉性の高い容器を使い空気に触れる面積を極力減らし保管してください。
加えて、お米は臭いを吸収しやすい性質があり、洗剤や香水(化粧品)、灯油、ガソリンなどの臭気の強い物の周辺で保存すると臭い移りが起こる場合がありますので、一緒に置かないよう心がけましょう。
美味しくご飯を炊くためには「7つの手順」を守る必要があります。「手間がかかりそう…」と思った方は必見です!それぞれの手順は、一般的な炊き方と比べて少しだけ丁寧に行うだけなので、手順を覚えてしまえば毎日のごはんづくりに難なく取り入れることができるでしょう。そんな、ちょっとの真心で美味しくご飯を炊ける、オススメの7手順はコチラ。
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ついつい大雑把にやってしまうお米の計量。
しかし米の量が少し変化するだけで、硬くなったりやわらかくなったりと炊き上がりに大きなばらつきが出てしまいます。
そのため美味しいご飯を炊くためには、お米の量を正確に量ることが大事です。
米は計量カップで山盛りにすくい丁寧にすりきりましょう。
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お米は最初に注いだ水を吸収しやすいため、洗米に時間がかかると水に溶けたヌカまで米が取り込んでしまい風味が損なわれてしまいます。
そこで重要となるのが、手早く米を洗うこと。
たっぷりの水の中で軽く混ぜるように手洗いし、すぐに水を捨てます。
この工程を2~3回繰り返したら最後は水気をしっかり切りましょう。
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水を入れた状態で米を研ぐ人も多いかもしれませんが、美味しいご飯を炊くためには「水がほぼ切れた状態」で米を研ぐことが大切となります。
研ぎ方のポイントは、ボールを握っているような手の形で米をかき回すこと。
水を2~3回程度変えながら、米が割れないよう優しく研いでいきます。
うっすら米が透けて見えるくらいの水の透明度を目指しましょう。
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水加減については内釜の目盛りは目安なので計量カップで正確に量りましょう。
また、研ぎ終えたお米をしばらく水に浸しておくことが、ふっくらとした美味しいご飯を炊くための秘訣!
夏場は30分ほど、冬場や古米を扱うときは1時間ほど、お米の芯まで充分に水を染みこませます。
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炊飯器に内釜をセットする前に、内釡の外側についた水滴や米粒をふき取ります。
異物がついてまま炊いてしまうと、ご飯に炊きムラができて食味が損なわれてしまう可能性もあるので要注意です。
そして、お米の表面を平らに広げ均一にご飯が炊ける準備が整ったら炊飯スイッチを押しましょう。
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さぁお待ちかね、ご飯が炊き上がりました!
でも、ふたを開けてすぐにご飯をかき混ぜたい気持ちを抑えてちょっとひと手間。
水っぽい食感になるのを防ぐために、ふたの表面や内釡にびっしりとついた水滴を拭き取りましょう。
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炊き上がったご飯はしゃもじでふっくらとほぐすことで余分な水分が飛び、炊きムラがなくなり均一な美味しさになります。
ほぐし方は内釡の中のご飯を十字に区切り、その4分割されたご飯の底から上下をひっくり返します。
しゃもじで混ぜる際にはお米をつぶさないよう切るようにほぐしましょう。